普段はなかなか見られない厨房風景です。
料理人や栄養士達が心をこめて作る料理を、
地元のボランティア精神豊かなお母さん達が、
心をこめて盛付て下さっています。
n 厨房では、髪の毛などの異物混入を防ぐため、こんな帽子をかぶっています
帽子は洋服の下まで繋がった形で、マスクをつける耳までついています
こんな帽子をつけてても可愛い、
厨房の栄養士・管理栄養士の3人娘
野菜などの食材はひたすら皮むきし刻むところから始まります
野菜の形が凄いスピードで変わってゆきます!
n 料理人、栄養士・管理栄養士の腕自慢が、
我が厨房で料理の腕を振るって下さっています。
*以前の帽子のスタイル
水気を切った豆腐を揚げて 保温皿に盛付 焼いた茄子を乗せ
肉みそをかけています これが分粥食では
揚げない温豆腐に、
皮を剥いて蒸した茄子
鶏ひき肉と玉葱のあんとなります。
例えば、この夕食の時の・・・ このブドウの実入りゼリーは、
この様に地道に一つ一つ手作りされています。
給食の甘味は、特に女性の患者さんから喜ばれているので、
厨房一同、気合を入れて盛付させて頂いております。
魚は食種毎に調味料の調合を変えてつけこみます(この日は大葉千切りを加えた大葉焼き)
■ 刻みのご要望にお応えして、ひとつずつ心をこめて刻んでいる風景です
豚肉と中華野菜の炒め物 まずは中華野菜の部分をひたすら細かく
刻んで、刻んで・・・ 片方に盛付、
今度は、お肉を、刻んで、刻んで、刻んで・・・
2つ盛り付けて、完成!
一口大は、野菜の刻みを輪にして盛り、肉を中央に!
十五夜のお団子も、このように刻んで、刻んで、かるく丸くもどし
こしあん の 汁をかけて完成!
■ 当院では、24種類の食事の種類があり、条件により食器は2種類、
それぞれに、形、刻み、極刻み、一口大、各々のトロミの有り無し、
ミキサー(とろみ付)、他、患者様一人一人のお体に合わせた禁止食品があり、
盛付がとても大変な作業です(それらを作って下さる調理者も素晴らしいです)。
ごはんや、お粥も全て計量して盛り付けます。(*写真は襟足の見える旧型の帽子です)
お茶をいれて蓋をしています こちらはおかずの盛付です
食札を見ながら、一つ一つ、間違えないように配膳車に入れて行きます。
これらの作業が終わると、朝なら昼の食事の支度が始まり、昼なら夕食の支度が始まり、
夜なら、最後の後片付けと、翌朝の準備が始まります。
毎日毎日、この繰返しですが、
料理人さん達は「もっと美味しく」と欲張って下さり、
盛付の方々は、「少しでも食べやすく」と努力して下さっています。
賑やかなご馳走ではありませんが、
当院の給食は、厨房スタッフ一人一人の想いが一杯詰まって、
一人一人の患者様に届けられています。